tplgeneXの実行

 

リボンの[MD]/[ドッキング]/[スクリーニング]タブにある[tplgeneXの実行]ボタンをクリックするとシミュレーションに必要なトポロジーデータ(.tpl)と構造データ(.pdb)が生成されます。ツリービューで[Molecule:…]を右クリックし[tplgeneX実行]からも同操作を行えます。

 

 

 

力場パラメータの選択

リボンの[MD]/[ドッキング]/[スクリーニング]タブの[tplgeneXの実行]ボタンの右下にある、またはリボンの[タンパク質編集]タブの[Hを生やす]ボタンの右下にある、[オプション]ボタンをクリックすると[tplgeneXの設定]ダイアログが開きます。

 

 

ここでトポロジーデータの生成に利用する力場ファイルを選択します。

選択可能な主な力場は以下のとおりです。

 

 

タンパク質分子

C96_aa.tpl

AMBER parm96に対応したDBファイル

ff99_aa.tpl

AMBER parm99に対応したDBファイル

ff99_SB_aa.tpl

AMBER parm99 SBに対応したDBファイル

ff99_SB_ILDN_aa.tpl

AMBER parm99 SB ILDNに対応したDBファイル

C99_aa_SB_DISP.tpl

AMBER parm99 SB DISPに対応したDBファイル

charmm19_aa_all.tpl

CHARMm19に対応したDBファイル

charmm22_aa_all.tpl

CHARMm22に対応したDBファイル

OPLS_aa.tpl

OPLS United Atom Modelに対応したDBファイル

 

核酸分子

C96_na.tpl

AMBER96 parm96に対応したDBファイル

ff99_na.tpl

AMBER99 parm96に対応したDBファイル

ff99_na_bsc0.tpl

AMBER99 parm96に対応したDBファイル

DNA_OL15.tpl

DNA OL15力場に対応したDBファイル

RNA_LJbb.tpl

RNA LJbb力場に対応したDBファイル

RNA_OL3.tpl

RNA OL3力場に対応したDBファイル

RNA_ROC.tpl

RNA ROC力場に対応したDBファイル

RNA_Shaw.tpl

RNA Shaw力場に対応したDBファイル

RNA_YIL.tpl

RNA YIL力場に対応したDBファイル

modrna08.tpl

修飾RNAのDBファイル

 

水分子

opc3

opc3水モデルを選択します

tip3p

tip3p水モデルを選択します

tip4p

tip4p水モデルを選択します

a99SB-disp

a99SB-disp水モデルを選択します

 

この一覧以外の力場パラメータを使用したい場合は、[tplgeneX DB directory]コンボボックスに使用したい力場パラメータの含まれているフォルダーのパスを入力します。フォルダーに含まれる拡張子が.tplのファイルがアミノ酸分子コンボボックスと核酸分子コンボボックスに列挙されますので、使用したいファイルを選択してください。

 

力場パラメータファイルは、myPrestoのパラメータファイルの書式に従う必要があります。

 

実行

 

tplgeneX実行の準備がおわったら、[tplgeneXの実行]ボタンをクリックします。

tplgeneXの処理はバックグラウンドでおこなわれます。途中で処理を中断したい場合は、[停止]ボタンをクリックします。

 

 

 処理の対象となる分子データの分子量が多くなるほど、多くの時間を要します。

 

 原子数が14万を超える処理はエラーとなります。

 

完了

 

tplgeneXの処理が正常に完了すると、トポロジーデータが対象の分子データの下に生成されます。

 

同時にtplgeneXのログデータも生成されます。

異常終了した場合はトポロジーデータは生成されず、tplgeneXのログデータだけ生成されます。

 

[ログ]ボタンをクリックすると、ログとトポロジーデータの情報が表示されます。

ここで、各分子鎖の順番がどうなっているか、生成された分子の数などを確認できます。

 

 

 

 

 

 トポロジーデータ作成