残基編集

この項の概要

この項ではPDBのデータのエラーなどを検出し、残基を編集する操作手順を説明します。

残基編集の機能では下記の項目の検出と編集が行えます。

  • Alternate location indicator(1残基に対して複数の構造が登録されているもの)の検出と選択

  • 主鎖原子の欠損の検出と欠損している残基の削除

  • 末端残基の検出と保護基の追加、分子鎖の接続

  • SSBONDの検出と追加

  • 金属配位のCYS(システイン)の検出と加工

  • 近接している原子の検出と補正

  • 直行している二面角の検出と補正

操作手順は下記のとおりです。

  1. [残基編集]ボタンをクリックします。

    _images/ResidueEdit1.png

    図1:[残基編集]のクリック


  1. [更新]ボタンをクリックし、対象の分子から該当する箇所を検索します。

    _images/ResidueEdit2.png

    図2:[更新]のクリック


  1. ダイアログ右のチェックボックスやボタンでデータを修正します。[強調表示]のチェックボックスをチェックすると、選択箇所をシーンウィンドウで黄色くハイライトします。

    _images/ResidueEdit3.png

    図3:チェックボックスのクリックによるデータの編集

    Note

    保護基を付けた時や残基名を変更した時は編集後 [Hを生やす]を実行します。